シンビジウムをはじめとする洋蘭・観葉植物の栽培・販売|うき洋蘭園
よくある質問をまとめました
~栽培編~
- 自宅に温室ハウスを持っていないのですが、なくても育てられますか?
- はい、栽培することができます。シンビジウムは全般に暑さ・寒さに強いので、家庭で最も育てやすい洋蘭の一つとされています。本ページを参考に、季節ごとに置き場所を変えて育ててください。
- マンション(アパート)住まいなので、ベランダではどのように管理したらいいですか?
- ベランダはコンクリートなので熱くならないようにするために、直接下に置くのは避けてすのこなどの上に置き、
50%の遮光ネットで日除けします。直射日光は葉焼けの原因になりますので注意してください。 夏は午後からの強い
照り返しや西日にも要注意です。
- いろいろな種類の蘭を育てているのですが、同じように管理して良いですか?
- 一口に洋蘭といっても種類は数多くあります。その中には高温性の蘭(胡蝶蘭・バンダなど)や中温性の蘭
(カトレア・パフィオぺディラムなど)、低温性の蘭(シンビジウムなど)があり、それぞれ成育に適した温度は違い
ます。 何種類かの蘭を育てる場合は各々の蘭の特徴を理解し、同じ適温のものを集めて管理すると良いでしょう。
- 葉が黄色に変色するのはなぜですか?
- 葉の変色の原因は、葉焼け・肥料切れ・病気によるものの3通り考えられます。
葉焼けの場合、強い直射日光に当たったことで葉が日焼けを起こして黄色くなり、さらに進むと茶色く枯れてしまい
ます。葉の途中が枯れていたり、所々まだらになっているときはまず葉やけを疑ってください。
肥料切れの場合は、色があせてきたような感じで葉全体が黄色になります。
肥料の時期を確認し、適切な分量を与えてください。
病気が原因と考えられるのは、本ページの『主な害虫・病気』を参照してください。
- 花色が去年と違うのはなぜですか?
- 「去年より花色が薄い」「色が変わったように見える」etc…同じ株でも翌年花色が変わることがあります。それは色の
系統・温度・光線が関係しています。 比較的変わりやすい花色はピンク・緑です。ピンク色の花は紫外線と低温で綺麗
に発色します。生産者の栽培方法に比べて一般家庭では日照量が不足がちになり、花が白っぽくなることがあります。
また、緑色の花弁も濁ってしまうことがあります。 元の花色を出すにはテクニックが必要なので、最初は戸惑うかもしれ
ませんが、ご家庭で咲いた自然の色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
- つぼみが黄色に変色して落ちてしまうのはなぜですか?
- つぼみのまま花が落ちてしまうことを”花飛び”といい、高温・乾燥によって起こります。 レースのカーテン越しのやわ
らかい日光に当て、風通しを良くしてください。
~植え替え編~
- 植え込み材料はバークを使った方がいいのですか?
- 当園ではシンビジウムの植え込み材料に、全てバーク(木のチップ)を使用しています。 バークは排水性と肥料もちが
比較的良く、現在のシンビジウム栽培の主流となっていますので、ご家庭でもバークの利用をおすすめします。
- 肥料は何を選べば良いですか?
- 肥料は《有機質肥料》と《化成肥料》があり、以前は油かすのような有機質タイプのものがよく利用されていました。
有機質肥料の利点は長期的に効果が得られることですが、欠点として、臭いがきつく虫・カビが発生しやすいうえ、
軟腐病などの病気の原因となることが挙げられます。 これらの欠点を補うものとして、化成肥料が登場しています。
1~2ヶ月ごとに肥料を与える必要があるものから、1年程度効果を得られるコーティング肥料もあります。 当園では
上記のコーティングタイプを使用しています。これは1年のうち、植え替え時期の4月頃に1回与えるだけでいいので、
追肥の必要がありません。管理スタイルに合わせて選んでみてはいかがですか。
- 鉢はどのタイプのものを選べば良いですか?
- 鉢の種類として、プラスチック鉢・素焼き鉢・陶器鉢などいろいろありますが、「蘭鉢」と呼ばれる、シンビジウム栽培
に適したプラスチック鉢を選ばれることをおすすめします。 これは鉢底にたくさんの穴があり、軽くて管理がしやすい利
点もあります。 贈答用などで陶器鉢に入ったものは、プラスチック鉢ごと陶器鉢に入れてあるのがほとんどなので、観賞
し終わったら陶器鉢から取り出して管理してください。